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御供所の地祭り

西門飢人地蔵堂祭

毎年 8月24日開催
旧 西門町・中小路(福岡市博多区千代2丁目)
西門飢人地蔵堂祭

大飢饉の犠牲者を手厚く弔う

享保17~18年(1732~1733年)の両年にわたり、「享保の大飢饉」がありました。春から続いた大雨・洪水に加え、害虫の大発生で作物は全滅状態となり黒田藩でも人口36万のうち、約3割の人々が餓死したそうです。

農村部から福博地区に流れてきた行き倒れた人々も多く、その遺骸の埋葬地に石を置き、後に地蔵を建てて亡くなった方々を弔ったのがこの飢人地蔵尊のお祭りの起こりだと伝えられています。

8月23日・24日の両日、施餓鬼供養が盛大に行われ、幻住庵をはじめ8名の僧侶によって参詣施餓鬼会の回向が執り行われます。僧侶の方々はお堂の中を回りながら読経され、子供や一般の信仰者へのご加護を祈願されます。

この西門飢人地蔵堂の場所は、現在、隣接する千代町に属していますが、お祀りは旧西門町と中小路の両町が受け継ぎ、施餓鬼供養が続けられてきました。地蔵尊の霊験あらたかなことと、願いがかなうということから、参拝者の報じるお灯明の火と線香の煙は絶えることがないようです。

お祭り聞き書き

昔の博多の外周にあたる場所に大飢饉で行き倒れになった人々が葬られて供養されてきました。この石堂川川岸の他にも、東中州には川端飢人地蔵堂があり、また大浜には阿弥陀様の印のある石塔が建っています。

INFORMATION

開催日
毎年 8月24日開催
開催場所
西門飢人地蔵堂(旧 西門町・中小路)
所在地
福岡市博多区千代2丁目
供養・祈祷内容
無病息災
ご神体
御本尊はお地蔵さん。西門橋を渡った所、法性寺南側に西門飢人地蔵尊が祀られています。
冬至を推察すると石堂川の川岸には多数の死者が横たわっていたのでしょう。付近は田畑であったので、近在の人々が埋葬し地蔵を建てて手厚く弔ったと思われます。

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