「大楠様」は愛称で、正確には承天寺分境内で、13世紀の博多において日宋貿易を通じて博多の街の発展に貢献した中国帰化人、謝國明(しゃこくめい)という人物の墓所です。地元の方は「おおぐすさま」と呼んでいます。
謝國明は、中国からの文化を伝承し、僧侶を始めとする当時の文化人の中国渡航支援を行い、博多の発展に寄与しました。
その生涯は諸説ありますが、弘安3年10月7日88歳で没し、当時承天寺の東の外れの地に埋葬され、埋葬後その上に「地・水・火・風・空」を表す「五福塔」が建立されました。昭和初期まではその「五福塔」の先端が確認されており、大変な信仰を集めて昭和の初期頃は多数の参詣者があったと言われております。
その五福塔の横に、一本の楠の木が植えられたのですが、その楠が成長するにつれ五福塔を包み込み大樹に成長しました。
博多の一寺院の分境内にある大楠から、町内の子供から愛称として「大楠様」と呼ばれる遊び場となり、今では分境内そのものが「大楠様」と呼ばれております。
その当時の楠の木は今は枯れてしまってますが、「大楠様」という名を守るべく町民によって昭和48年に隣に植えられた楠の木が繁茂しております。






歩いて行ける、近くの自社仏閣!